東京都内で小学生の子供がからすに頭を目掛けて襲われたり、電信柱から突然降ってくる白い液体に「ぎゃー!」という体験をしたという方、そういえば最近は以前よりカラスを見かけなくなったなぁ、という方も多いのではないでしょうか?

朝通勤・通学時間帯に必ずいたカラス達、「カラスが鳴くから帰りましょ」の歌詞のように鳴き声を聞く事も滅多に無くなりましたが。都心のカラスはなぜ減ったのでしょうか?減った理由には一体どんなものがあるのでしょうか?

今回は東京都心のカラスが減った理由、そしてそれによる意外な問題点についてで紹介してきます!

Sponsored Link

東京都心からカラスが減ったのは本当?そもそもカラスが増えた理由とは?

東京都心で大量のカラスを見ることが少なくなった、むしろ全く見ない日が多い、という今日この頃。

小学生の時に「カラスは黒い色を攻撃対象として襲ってくるから、頭は瞳を突かれないように気をつけなさい!」と言われた事もあった、という30代・40代の方もいると思いますが、そんな話が都市伝説になるほど近頃の東京都心で大量のカラスを見かける事は少なくなりましたよね。

 そもそも数十年前はなぜそんなにカラスが多かったのでしょうか。

カラスが東京都心で大量発生したのは1980年代頃から。バブル期だった当時は世の中にお金が有り余る時代、路上に置かれる食べ残しや未使用の食材が含まれた生ゴミの量が増えたことが、カラスが大量発生した原因だと考えられています。

カラスの姿が都心で目立つようになったのと同時に、住民との生ゴミをめぐるトラブルも増え、ゴミ対策の為の調査も進むようになりました。

Sponsored Link

東京都心からカラスが減ったのはなぜ?意外な理由とは?

東京都心からカラスが減ったのは2000年代からと言われています。

バブル時代に大量に増えたゴミ問題により、1990年代後半からはカラスに関する議論が活発になり、東京都は2001年からカラス対策を始めます。

具体的には、公園などにカラスを捕まえるトラップを設置したことや、巣の除去、餌やり防止や、ゴミにかけるカラス対策用ネットの実施など。トラップとは、大型の檻を設置し、その中にオトリのカラスと食べ物を入れる仕組みになっています。

こういった東京都の施策によりカラス問題による調査と対策を開始した2001年以降、カラスの数は減少傾向にあるとの事です。

確かに毎日の通学路でゴミ袋に群がるカラス達や、道路に飛び散ったゴミ袋を見る事はほとんどなくなりましたよね。

Sponsored Link

カラスがいなくなったことによる意外な問題点とは?

こうしたカラス対策やカラスが減少した事による問題点にはどんなものがあるのでしょうか。

一つ目は、倫理的な問題です。

カラスが増えた原因がバブル時代のゴミ放置や餌などによる人為的なものだとすれば、カラス対策は公園のトラップ設置という残酷なやり方をするべきではない、という考え方です。

トラップに引っかかるのは経験の若い繁殖能力のないカラスが多いことから、日本野鳥の会はカラスも生き物であるという配慮により、生ゴミ長時間放置を減らしたり、回収方法を工夫したりする方向性を求めてきました。

二つ目は、生態系の影響です。

都市鳥研究会代表の川内博氏は、カラスの減少により、生息しているカラスの種類に変化が現れ始めているという。

「日本にふつうに生息しているカラスには2種類います。ハシブトガラスは森林性で、木の上から下にある食べ物を探す性質があり、ハシボソガラスは草原性で、地面を歩きながら生き物の死骸などを食べる性質があります。

これまで東京23区内は、森林性のハシブトガラスばかりだったのですが、ハシブトガラスの減少に伴い、都心でもハシボソガラスが台頭してきました」

引用元:niftyニュース

東京都内に生息するカラスの種類に変化が現れている様です。

また、カラスの数との相関がまだ明確ではないものの、2000年頃から、カラスの天敵であるオオタカの繁殖が皇居などで見られるようになったそうだ。オオタカはカラスを捕食するため、都心部に生息するカラスにとって何らかの影響があるのではないかという。

川内氏によれば、カラスは増えすぎても困るが、生態系においてはネズミなどの動物の死骸などを食べる「自然の掃除屋」としての役割もある。

引用元:niftyニュース

銀座や新宿など、多くの飲食店が並ぶ街並みや、地下鉄のレールの上などで見かけることも多いネズミ。最近ではその数や大きさも話題になっていますが、今後カラスの減少によりどの様な変化が起こり得るのでしょうか。

人間がもたらす生態系の乱れの影響は、必ず人間に戻ってくると言われます。今後もどの様な影響があるのか、見守る必要がありそうですね。

今回は以上です。

Sponsored Link

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2017 TREND BLOG